水性の下地剤であるU-35シリーズの『ジェッソ』塗膜強度を4つの方法で検証。
さらに、もしも落としたい場合の方法もご紹介!
ターナー色彩株式会社が開発、販売を手掛けている『U-35』シリーズの下地剤である『ジェッソ』
乾燥前は水に溶ける『水性』であり、乾燥後は水に溶けない『耐水性』となる特性。
使ってみたところ、臭いは非常に少なく使いやすい『下地材』です。
色は2種類あり……
- ジェッソ=白
- ブラックジェッソ=黒
です。
乾燥後の質感は画用紙のよう。
上品であり、サラサラな質感です。
しかし気になるのは塗膜強度。
はたしてどの程度の負荷まで耐えることが可能なのか。
『ジェッソ』の塗膜強度を4つの方法で検証いたします。
『ジェッソ』とは
私もそうですが、ガンプラから入ると聞きなじみのない単語。
用途としてはアクリル絵具などのノリを良くするためのモノ。
絵具の定着を良くするためのモノです。
ガンプラをはじめとしたプラモデルで用いるサーフェイサーと塗る対象は違うものの。
どちらも『下地材』という点で同じですな。
U-35シリーズの『ジェッソ』の塗膜強度
100均で購入したプラスチックスプーンにU-35シリーズの『ジェッソ』を塗装。
さっそく検証していきます。
1 爪で力を入れずにカリカリ
まずは恐る恐る、爪で力を入れずにカリカリと擦ります。
見た目にも変化はなく、爪にも『ジェッソ』は付着せず。
続いては……
2 100均で購入した化粧筆でこする
続いては100均で購入した化粧筆でこすります。
毛の硬さは『柔らかい』
これをクリアできれば、ドライブラシも安心というもの。
『100均で購入した化粧筆でこする』くらいの負荷では大丈夫。
続いては……
3 硬さは『ふつう』の歯ブラシでゴシゴシ
さすがに、なんらかの変化は起きるのではと期待。
しつこくゴシゴシゴシゴシと……
うそん
4 親指の爪で力を入れてガリっと
さて一周して爪に戻ってきました。
1回目の検証と違うのは力を入れること。
ついに剥がれました。
剥がれはしたものの、ここまでの検証で塗膜の強度はかなり強いことが分かりました。
落としたいときはマジックリンで
乾燥したけれども失敗した!
どうしよう!
水で洗っても落ちず、手洗いなどで使うお湯の温度(約40°)でも落ちず……
でも、キッチン用のマジックリンに漬けておけば落ちます!
手順は……
- パーツが入る容器を用意する
- マジックリンを入れる
- パーツを10分ほど漬ける
- 歯ブラシなどでこすり、落とす
以上の4ステップで落とすことが可能。
これでいくらでもトライ&エラーできますネ!
まとめ
水性の下地剤である『U-35』シリーズのジェッソの塗膜強度は強め。
感覚的なモノであり、数値化ができないのがもどかしいですが……
乾燥前は水で希釈が可能であり、臭いは非常に少なめ。
エアブラシで塗装は可能なものの、『20%までの水』という範囲はオーバーするかと思うのであくまでも『自己責任』で。
臭いの少ない下地材をお探しならば、オススメしたい下地材です!
[検証]U-35シリーズの『ジェッソ』の塗膜強度を4つの方法で検証、はここまで!
ご覧いただきありがとうございます!
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