傷つきながらも最後の戦いへ。
サザビー 完成です。
予定していない表現ではあるものの「クラック」表現をまとい生まれ変わったサザビー。
戦っていた時間は短いかもしれない。
だがサザビーの外装は傷つき、まるで長き時を戦い続けていたかのよう。
いざ最後の戦いへ。
それが宿命なのだから。
工程
- 切り出し、ゲート処理
- 合わせ目消し(頭部、肩、足)
- 既存モールドの深掘り
- 洗浄
- 仮組み
- 黒で色を統一
- アンティークシルバーを重ねる
- 筆塗りによる塗装
- トップコート(つや消し)
- 組み立て
- スミ入れ←ここから
- マジックリンを使用した剝がし表現
- トップコート(つや消し)
- 完成←ここまで
スミ入れ
スミ入れには株式会社ターナー色彩の「バーントアンバー」を選択。
それを薄め、溝へ流し込み。
既存モールドの深堀りを行った場所はうまく流れるが、厚塗りをしてしまいモールドが埋もれた場所へは書くようにスミ入れを行う。
その後、水を含ませた綿棒で拭き取り。
ハッキリとした線を表現するのではなく、あくまでも立体感の強調。
控えめではありますが、確かな効果アリ。
マジックリンを使用した剥がし表現
時には格闘戦も魅力的なガンダム。
サザビーを含めシャアが搭乗したモビルスーツの格闘戦で特に印象的なアクション。
というわけで脚部の塗装を剥がし、そのままですが塗装が剥がれた表現を行います。
表現もなにも、本当に剥がすリアリティ。
塗装の層は
- トップコート(つや消し)
- ブラック
- アンティークシルバー
- コーラルレッド
- トップコート(つや消し)
マジックリンを剥がしたい場所に数秒だけ乗せて、拭き取る。
その後キッチンペーパーなどで擦れば剥がれて行きます。
ここで焦ってマジックリンをつけすぎると、成型色まで戻ってしまうので慎重に。
焦らず、少しずつ。
それを心がけて少しずつ進めましょう。
その後にトップコート(つや消し)を行い、これ以上の「クラック」は発生せずホッと一息。
いよいよ……完成です。
サザビー 最後の戦いへ
好きな色で全塗装。
設定に縛られず、思いつくままに仕上げていく。
使用した色は「コーラルレッド」「カーミン」「アンティークシルバー」
株式会社ターナー色彩が販売しているアクリルガッシュであり、水で溶くことが可能で臭いは極めて少な目。
サザビーの製作で「クラック」が起こった条件を突き詰めて、使いこなしたいところ。
予定外ではあるものの「クラック」表現。
と、思わず笑顔。
まとめ
2020年12月中旬に発売した『SDガンダム EXスタンダード サザビー』
『サザビー 最後の戦いへ』として完成へ。
ディフォルメされつつも、かっこよく。
組み立てるのが簡単な分、塗装に力を注げました。
基本的な色分けは作例を参考としつつ、少しだけ変えてみる。
というのも楽しいものですね。
[完成]サザビー 最後の戦いへ、はここまで!
ご覧いただきありがとうございます!
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