いよいよ塗装が終わりました!
ぷちりっつ キャスター/ネロ・クラウディウスを筆にて塗装を始めて数日たち。
いよいよすべてのパーツの塗装が終わりました!
使用した絵具、どこのパーツにどの色を使ったのかを紹介いたします!
使用したモノ
- U-35 各色
- グレージングメディウム
使用した絵具はアクリル絵具であり別名アクリリックスとも言う種類の絵具、「U-35」
ターナー色彩株式会社が開発を手掛けたアクリル絵具であり2020年12月15日の発売と、生まれたてホヤホヤ。
乾燥前は水溶性、乾燥後は水に溶けない耐水性へと変化する性質を持つ。
もしも乾燥後に落としたい場合にはキッチン用のマジックリンで落とすことが可能。
発色、透明感、伸びの良さなど良いところが多くアピールポイントに困らない。
筆者としては寝室=作業部屋という事情から、特に臭いの少なさがありがたい。
若干、ほんとうに若干の絵具的な臭いはするものの、溶剤臭はしない。
つまりはシンナー臭がせず、梅雨時の換気が難しい時でも進められたのが嬉しいところ。
グレージングメディウムとは
U-35シリーズの添加剤のひとつであるグレージングメディウム。
ぼかしやグラデーションをかけやすく出来るメディウムだ。
具体的には、乾燥を遅らせ、流動性の上昇、光沢感の上昇の効果がある。
こういう場合にも使える
ぼかしやグラデーションの用途として使えるのはもちろん。
塗り重ねなければ充分な発色を得られないけど、作った絵具が尽きてしまった。
そんな場合にも使える。
2層、3層の色が微妙に異なっていてもグレージングメディウムを加えることで色の境界が滑らかに。
そして深みも生まれ、うん。
1色のみの層ではうまれない、いろいろな味わいを感じるような。
その色の面単位で見れば幅のある色だけれど、全体として見れば統一感のある色へ。
そういう、計算しきれない面白い効果を生み出すことが可能だ。
色レシピ
ジェッソによる下地塗装の上に色の下地塗装。
それを経ての塗装。
表面のみではなく層を重ねての色を想定しつつの塗装。
難しく、筆者もまだまだ使いこなせてはいないが、単色のみでは生まれない深い表現が可能だ。
髪
- ディアリライド イエロー
- ディアリライド イエロー 70%
- チタニウム ホワイト 30%
- グレージングメディウム
まずはビビッドな黄色に染め上げてからの、徐々に明るくしていくスタイル。
髪の立体感を強調するようなイメージで塗装していく。
肌
- ライト マゼンタ
- ライト オレンジ 70%
- チタニウム ホワイト 30%
- グレージングメディウム
色の下地としてライト マゼンタを塗装。
健康的な色になるように、赤みのある色を下地とする。
その上にライト オレンジとチタニウム ホワイトを調色した色にグレージングメディウムを添加した色を塗装。
徐々にチタニウム ホワイトを多くしていき、立体感の表現を意識した。
爪
肌の色を塗り終えてからの……
- ライト マゼンタ 100%
- グレージングメディウム
肌の色を塗り終えてからのワンポイント。
手足の爪の色を塗装した、ピンポイントでありワンポイント。
ちょっとしたこだわりポイント。
水着・赤
肌の色を塗り終えてからの……
- ナフソール レッド ライト 50%
- キナクリドン マゼンタ 50%
- グレージングメディウム
少し深みを感じる赤を調色し、グレージングメディウムを添加して透明度をアップ。
赤は強い色なので透過することはないが、そのままよりは「それっぽく」見えるのではと期待。
水着・白
肌の色を塗り終えてからの……
- チタニウム ホワイト 100%
- グレージングメディウム
決してスケスケではないものの、肌の上に着ている感。
チタニウム ホワイトの隠ぺい力で層の積み重ねを損ねないように意識して塗装。
武装
- イリデッセントシルバー
- ディアリライド イエロー 100%
- グレージングメディウム
下地のメタリックを活かしつつクリアを重ねるキャンディ塗装……な感じを目指して塗装。
やや青みが強いかな~ゴールドを下地にした方がよかったかな~
と、思うところはあるけれど、手法的にはこれでいけそうな気がする。
剣
- イリデッセントシルバー
- ナフソール レッド ライト 50%
- キナクリドン マゼンタ 50%
- グレージングメディウム
- グラファイト グレー
イリデッセントシルバーを下地として、赤部分をナフソール レッド ライトとキナクリドン マゼンタを調色した色。
黒部分をグラファイト グレーで塗装。
グラファイト グレーは材料に黒鉛が用いられており、初めて使用したときは質感に既視感を感じたモノ。
そう、鉛筆の質感である。
特にデッサンとかで鉛筆を幾重にも重ねた質感。
それに近いモノを感じ、メタリックとは違うけれど上品な素材の個性を感じる色だ。
塗装を終えて
ぷちりっつ キャスター/ネロ・クラウディウスの塗装を終えました!
ターナー色彩会社のアクリル絵具であるU-35を筆にてぺたぺたと。
塗り進めて、ここまで仕上がったときは達成感。
詰めの工程を着実に終えて、完成としたいところ。
まとめ
ぷちりっつ キャスター/ネロ・クラウディウスを筆にて塗り進めて、いよいよ塗装が終わり。
登山に例えるならば山頂。
ここから先の工程は時間こそはかからないものの、焦ると転ぶ危険アリ。
着実に仕上げていきましょう。
ターナーのアクリリックス「U-35」を筆にて全塗装! ぷちりっつ キャスター/ネロ・クラウディウス、はここまで。
ご覧いただきありがとうございます。
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