下地塗装
プラスチックなどの吸水性の悪い素材の場合には行ったほうが安心な下地塗装。
絵具、塗料の食いつきを向上させて、剝がれにくくする作用があります。
下地塗装に使用したモノ
- ブラックジェッソ(U-35)
- ジェッソ(U-35)
- ディオキサジンパープル(U-35)
ターナー色彩株式会社の「U-35 ACRYLICS」から選択し、使用。
ブラックジェッソはその名の通り、黒い下地材。
ジェッソは白い下地材。
ディオキサジンパープルは絵具に分類されていますが、紫の色味を感じる下地材にしたいと思い、調色いたしました。
という感じの下地材を製作、塗装を行いました。
塗装
色を塗る工程こと、塗装。
使う道具によって呼び名はいろいろありますが、筆にて塗装を行う筆塗りにて進めます。
塗装に使用したモノ
- U-35 ACRYLICS 各色
ターナー色彩株式会社の「U-35 ACRYLICS」を使用。
アクリル絵具であり別名、アクリリックスとも呼ばれる種類の絵具。
乾燥前は水溶性であり、乾燥後は耐水性へと変化する性質を持ちます。
伸びの良さ、透明性の強さ、耐光性の強さなどアピールポイントの多い「U-35 ACRYLICS」
という筆者の事情から「臭いの少なさ」が特にありがたいですね。
梅雨時でも気にすることがなく、リビングでも塗装が出来、うれしいところです。
色レシピ
HGUC 1/144 ユニコーンガンダム デストロイモードの塗装で使用した色をご紹介!
ホワイト部分
色名 | チタニウム ホワイト |
英語色名 | TITANIUM WHITE |
透明性 | 不透明 |
光沢度 | 半光沢 |
ブルー部分
色名 | フタロ ブルー (グリーン シェード) |
英語色名 | PHTHALO BLUE (GREEN SHADE) |
透明性 | 透明 |
光沢度 | ツヤ |
フレーム部分
色名 | イリデッセント シルバー |
英語色名 | IRIDESCENT SILVER |
透明性 | 透明 |
光沢度 | 分類なし |
ゴールド部分
色名 | イリデッセント ゴールド |
英語色名 | IRIDESCENT GOLD |
透明性 | 透明 |
光沢度 | 分類なし |
ウォッシング
汚して洗う工程を行うことによる風合いの付与と使用感の演出。
そして凹みに塗料が残ることによるスミ入れも兼用することが可能なウォッシング。
好みである渋みの演出にも適していることから、好んで行う手法ですな。
ウォッシングに使用したモノ
- ホルベイン 透明水彩 セピア
水彩絵具のなかでも「透明水彩」と呼ばれる絵具を使用します。
下地を完全に隠蔽することがなく、クリアパーツもクリア感を残したままウォッシングをすることが可能。
水彩絵具は乾燥前も乾燥後も水に溶ける水溶性。
水彩絵具の層でフィニッシュするのはオススメいたしませんが、時間を経ても調整が可能です。
そして臭いも少なく、好んで使用する絵具ですな。
仕上げ
最終的な質感の表現。
そして塗膜の保護のためにも必要な仕上げ塗装を行います。
仕上げに使用したモノ
- グロスバーニッシュ(U-35)
- マットバーニッシュ(U-35)
ターナー色彩株式会社の「U-35 ACRYLICS」シリーズに含まれる仕上げ材を使用。
乾燥前は水溶性、乾燥後は耐水性へと変化する性質を持つ仕上げ材です。
装甲 | マットバーニッシュ |
関節 | マットバーニッシュ |
クリアパーツ | グロスバーニッシュ |
HGUC 1/144 ユニコーンガンダム デストロイモードでは以上の質感で仕上げていきましょう。
塗装の順番はマットバーニッシュを全体的に塗装してからの、クリアパーツにグロスバーニッシュ。
クリアパーツにマットバーニッシュが乗ることになり、摺りガラスのような質感へ。
それはそれで美しいですが、今回はマットとグロスのコントラストを際立たせたい。
ということで、クリアパーツにグロスバーニッシュを塗装し、輝きと透明感を復活させます。
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