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ウェザリングと仕上げ塗装を終えて | HG 1/144 ザウォート

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ユネプラ
ユネプラ

止まるんじゃねえぞ……(作品違い)

機動戦士ガンダム 水星の魔女のガンプラ「HG 1/144 ザウォート」。塗装が終わり、クリアーで塗膜の保護。さらにウェザリングと仕上げ塗装が終わりました。

当記事ではウェザリングに分類される

  • ウォッシング
  • ドライブラシ

以上の2工程と、最後に行う仕上げ塗装。別名トップコートとも呼ぶ工程を行いました。使用した道具などを記載しているので、参考にしていただければ幸いです。

ウォッシング

▲絵の具に対して水はこれくらい

ウェザリングに含まれる技法に「ウォッシング」があります。

ウォッシングは"washing(洗浄)"という意味で、模型などでも「一度汚してから・洗う」工程をワンセットとした技法です。

使用感の演出。完成してから時が経ったような演出とともに……

  • 凹みモールドに影色を入れる「スミイレ」
  • 色の統一感を演出する「フィルタリング」

……などを兼ねることも可能な技法です。

ウォッシングで使用した道具

U-35 ACRYLICS ローアンバー
U-35 ACRYLICS ローアンバー
  • ターナー色彩 U-35 ACRYLICS ロー アンバー
  • ターナー色彩 U-35 ACRYLICS リターダー
  • スマッジブラシ(100均の化粧筆。柔らかめで水含みの良い筆がお勧め)

ウォッシングに使用した色は「ローアンバー」ターナー色彩株式会社アクリル絵の具「U-35 ACRYLICS」に含まれる色です。

色は暗めの茶色。透明性は不透明(Opaque)。光沢度は半ツヤ(Satin)。水で希釈が可能で、乾燥後は耐水性になるアクリル絵の具です。

u35_リターダー
ターナー色彩 U-35 ACRYLICS リターダー

そのままでは濃く、ウォッシングには適さないので「水」「リターダー」で薄めます。

水のみでも薄めることは可能ですが、乾燥時間に余裕が欲しい……。そこで「リターダー」を添加することで乾燥時間を遅延させる。それによって余裕をもって拭き取り、引き延ばすことが可能です。

U-35 ACRYLICSの乾燥時間を延ばす添加剤。
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スマッジブラシ
▲拭き取り作業は筆でも、ティッシュでも、キムワイプでもお好みで。あくまで私は、拭き取りやすく、恒久的に使える筆を好んでいます。

拭き取りには100均の化粧筆「スマッジブラシ」を使っています。本来は「ボカシ」の用途の筆ですが、水含みが良く毛質は柔らかめ。ウォッシングにはなくてはならない筆となっています。

ドライブラシ

▲主に線の強調を行う

ドライブラシは筆につけた塗料をティッシュなどでしっかり拭き取り、乾かしてから(ドライにして)からキットにこすりつけるようにして塗る技法です。

使う色によって得られる効果は変わりますが、シルバーを使った場合は「塗装が剥がれた感じ」の表現が可能です。

ドライブラシで使用した道具

U-35 ACRYLICS アンブリーチドチタニウム
U-35 ACRYLICS アンブリーチドチタニウム
  • ターナー色彩 U-35 ACRYLICS アンブリーチドチタニウム
  • ターナー色彩 U-35 ACRYLICS グラファイトグレー
  • ターナー色彩 U-35 ACRYLICS イリデッセントシルバー
  • 毛質は硬めで、毛先が直線的にカットされた筆

ドライブラシは複数色使います。乾燥時間が必要ないので、サクサク進めることが出来るのがドライブラシの良いところですね。

まずはターナー色彩株式会社「U-35 ACRYLICS」よりアンブリーチドチタニウムドライブラシ。白に茶色が混ざったような色。透明性は不透明(Opaque)。光沢度はツヤ消し(Matte)。主に暗色部の立体感アップを行います。

続いては「グラファイトグレー」。色としてはダークグレー。特筆すべきはその質感であり、素材には鉛筆などでも使われている「黒鉛」が用いられている。メタリックとは異なる厳かな輝きが魅力的。透明性は不透明(Opaque)。光沢度はツヤ消し(Matte)。明色部のエッジに主に使い、立体感アップします。

顔料に黒鉛が使われており、鈍い光沢が特徴的な絵の具。
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最後に「イリデッセントシルバー」。メタリックに分類される色。明色、暗色問わずに使いますが、ワンポイントに使う。塗装が剥がれて中の金属が見える感じの表現が可能です。

ドライブラシで使う筆は100均の化粧筆。毛質は硬めで筆先が直線的にカットされたものが使いやすいですね。

仕上げ塗装(トップコート)

▲トップコートを終えて組み立てた状態。ふふふ……

塗膜の保護。そして作品の保護のためにクリアー(透明な仕上げ材)を塗装します。この時に選択する質感によって……

作品の最終的な見た目・印象
……を、決定づける工程でもあります。

仕上げ塗装(トップコート)で使用した道具

マットバーニッシュ
マットバーニッシュ
  • ターナー色彩 U-35 ACRYLICS マットバーニッシュ
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆6号

いよいよ仕上げへ。仕上げ材はターナー色彩株式会社U-35 ACRYLICSシリーズより、「マットバーニッシュ」を使います。

水で希釈が可能な水溶性で、乾燥後は耐水性。つや消し(Matte)の質感に仕上がる。そして臭いが少なく、扱いやすい仕上げ材です。

マットな質感に仕上がる仕上げ材。水で希釈が可能な水溶性で、乾燥後は耐水性。臭いの少なさが魅力の仕上げ材です。
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塗装は筆で行う。ぺんてる株式会社ネオセーブルより「平筆6号」で塗装します。

水性塗料系を用いたプラモデルの塗装にも使える筆。穂先がまとまらなくなっても60~80°のお湯につけると回復するのもヨシ。
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まとめ

▲この完成一歩手前な雰囲気が良い!

「HG 1/144 ザウォート」の製作は、残すところ僅か。そう、撮影ですね。それにしても塗装を終えてからのスピード感はスゴイ。「もう少しで完成」というゴールが見える故のスピード感。いつもこうありたいものです。

さて、残すは撮影タイム。パシャパシャと楽しみましょう!


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ウェザリングと仕上げ塗装を終えて | HG 1/144 ザウォートは、ここまで。

ご覧いただきありがとうございます!

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ユネプラ

2級・UC級色彩コーディネーターのユネプラです。

主に筆塗りに関する知識や、製作の過程・ツールのレビュー、プラモデルのレビューなどを発信しています。

臭いの少ないツールで製作しているので、配慮が必要な環境で製作している方の参考になれば幸いです。

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