丸モールドの作成
2012年2月下旬の発売であり約10年前のプラモデルでありつつも、色分け、ディティールは細やかな「HG ゼイドラ」
それでも、なにかひと手間を加えたいと思った私。
要所にピンバイスで丸モールドを作成することといたしました。
丸モールドの作成に使用したモノ
- HGワンタッチピンバイスセット
株式会社ウェーブの持ち手と3種類のドリル刃がセットになったモノ。
ドリル刃の幅は1mm、2mm、3mmの幅がセットに。
最大の特徴はその名の通り「ワンタッチ」でドリル刃の付け替えが可能なこと。
煩わしい付け替え作業が短い時間で可能であることは嬉しいこと。
また、軸が六角になっていることでドリル刃単体の時に転がりにくいところも良いところです。
別売りではございますが0.5mmから3mmまで「0.1mm刻み」でラインナップされていることも嬉しい。
幅広いシチュエーションに対応が可能なピンバイスですな。
下地塗装
成型色のリセット、そして色の統一。
さらには絵具や塗料の食いつきを上げるなどの作用がある下地塗装。
その効能は「下地」であり「土台」
完成した作品の安定性を上げるためにも、なくてはならない工程です。
下地塗装に使用したモノ
- ブラックジェッソ「U-35」
ターナー色彩株式会社の「U-35」シリーズに含まれるブラックジェッソを下地塗装に使用。
水で希釈が可能な水溶性の下地材。
乾燥後は強固な耐水性へと変化する下地材です。
サラサラした質感であり、ヤスリの番手に例えるならば「500番」くらい。
若干、墨汁のような臭いがいたしますが、シンナー臭はしません。
梅雨時でも作業を進めやすく、「寝室=作業場」な私でも使いやすい下地材です。
塗装
色を塗る工程である「塗装」
最終的なイメージ、完成像に大きく近づく工程です。
技法は筆によって塗装する「筆塗り」を選択し、ぺたぺたと進めて行きます。
塗装に使用したモノ
- U-35 各色
- ぺんてる ネオセーブル 平筆6号
絵具はターナー色彩株式会社の「U-35」を使用。
アクリル絵具、もしくはアクリリックスとも呼ばれるジャンルの水溶性の絵具です。
乾燥後は強固な耐水性へと変化し、水では溶けなくなります。
絵具の伸び、耐候性、発色、透明感の良さなどアピールポイントに困りません。
その中でも「臭いの少なさ」が特にありがたいです。
- 寝室=作業場
- リビング=作業場
作業環境に何らかの制限がある方に特にオススメしたい絵具です。
色レシピ
計画・予定はあれども「その時の気分」というモノは大きなこと。
思いつくままに仕上げ、それが良いものだと感じるモノであれば、その喜びはおおきなものです。
白銀
色名 | イリデッセント パール |
英語色名 | IRIDESCENT PEARL |
価格ランク | C 429円(税込み) |
耐光性 | I 特に強い |
透明性 | T 透明 |
光沢度 | – 分類外 |
顔料の種類 | S.I 合成無機顔料 |
厳かな、上品なメタリックカラー。
イリデッセントシルバーよりも白く、華やかな印象を受けるメタリックカラーです。
金
色名 | イリデッセント ゴールド |
英語色名 | IRIDESCENT GOLD |
価格ランク | C 429円(税込み) |
耐光性 | I 特に強い |
透明性 | T 透明 |
光沢度 | – 分類外 |
顔料の種類 | S.I 合成無機顔料 |
渋みを感じるゴールド。
銅
色名 | イリデッセント ブロンズ |
英語色名 | IRIDESCENT BRONZE |
価格ランク | C 429円(税込み) |
耐光性 | I 特に強い |
透明性 | T 透明 |
光沢度 | – 分類外 |
顔料の種類 | S.I 合成無機顔料 |
THE ブロンズ。
紫
色名 | イリデッセント シルバー |
英語色名 | IRIDESCENT SILVER |
価格ランク | C 429円(税込み) |
耐光性 | I 特に強い |
透明性 | T 透明 |
光沢度 | – 分類外 |
顔料の種類 | M 混合 |
色名 | ディオキサジン パープル |
英語色名 | DIOXAZINE PURPLE |
価格ランク | D 429円(税込み) |
耐光性 | II :強い |
透明性 | T 透明 |
光沢度 | G ツヤ |
顔料の種類 | S.O 合成有機顔料 |
イリデッセントシルバーを下地として、ディオキサジンパープルを塗装。
パープルの下にメタリックを感じる魅力的な色へ。
ウォッシング
ウェザリングに分類される技法であるウォッシング。
「汚してから洗い落とす」工程を行うことによる使用感の付与、風合いの付与などの効果があります。
ウォッシングに使用したモノ
- ホルベイン 透明水彩 2号(5ml)セピア
ウォッシングには水彩絵具を使用。
乾燥前も乾燥後も水に溶ける水溶性であり、時間を経ても調整が可能なところがメリットです。
しかし乾燥後も水に溶けることによる、仕上げ工程の難易度は高め。
仕上げも表現の工程である。という割り切りが必要ですな。
仕上げ
作品の保護を行う工程。
最終的な質感の表現。そして塗膜の保護を目的とする仕上げ塗装。
ウォッシングに水彩絵具を用いたことにより、水に弱い塗膜な状態である「HG ゼイドラ」
仕上げを行うことにより、塗膜の保護を行いましょう。
仕上げに使用したモノ
- グロスバーニッシュ(U-35)
ターナー色彩株式会社の「U-35」シリーズに含まれるグロスバーニッシュを使用。
乾燥前は水に溶ける水溶性。乾燥後は水に溶けない耐水性へと変化する性質をもちます。
色は透明であり、質感は「ツヤ有り」
光沢感のある作品に仕上げたい場合に最適な仕上げ材です。
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