合わせ目消し
やってもやらなくても良い工程である合わせ目消し。
でも気になるのならばやってみよう合わせ目消し。
2004年に発売と古きプラモデルということもあり、分かりやすいところに分かりやすく合わせ目が発生。
合わせ目消しに使用したモノ
- タミヤ瞬間接着剤(イージーサンディング)
- 鉄ヤスリ
- 紙ヤスリ
- スポンジヤスリ
特筆すべきはタミヤ瞬間接着剤(イージーサンディング)
盛り付けから削ることが可能になるまでの時間が短いことから瞬間接着剤を利用するかたも多いかと思います。
タミヤ瞬間接着剤(イージーサンディング)は名前の通りヤスリで削ることを想定した瞬間接着剤。
いろいろな瞬間接着剤を試してきましたが、価格に見合った使い心地、使いやすさを感じます!
モノアイの立体化
シールは付属するモノの、平面的なモノアイ。
できる事ならば、立体的にグロッシーにしたい……!
と思い、やってみることに。
モノアイの立体化に使用したモノ
- ジュエリーシール
- ピンバイス
- HG ハンドリーマー
- ヤスリ
モノアイとして使用するのは100均のセリアで購入したジュエリーシール。
モノアイがつくパーツに穴を開けるためにピンバイスを使用。
穴のエッジの面取りにHG ハンドリーマーを使用。
いろいろな削り込みにヤスリを使用。
ジュエリーシールはそのままでもイイ感じですが、もう少し光沢がほしい。
ということでグロスバーニッシュを垂らすように塗装し、光沢をプラス。
下地塗装
成型色の隠蔽、色の統一、絵具の食いつきをよくする。
などなどの効果が得られる下地塗装。
手間ではあるものの、行わないと塗膜が大きく剥がれることもあることから……
リスク低減のためにも下地塗装。
下地塗装に使用したモノ
- ブラックジェッソ(U-35)
- スマッジブラシ
ターナー色彩株式会社のU-35に含まれる水溶性の下地材であるブラックジェッソを使用。
その名の通りブラックであり真っ黒。
落ち着いたつや消しな質感が魅力であり、隠ぺい力が高め。
絵具の定着力を高めるためにも欠かせない下地材であり、黒立ち上げに適した下地材でもあります。
プラモデルで用いるサーフェイサーと似ているモノ。
細かい傷を埋めたり、成型色の隠蔽を行ったり、絵具の定着力を高めたりと。
粒子の粗さとしては500番くらいの粗さですな。
筆は化粧筆の一つであるスマッジブラシを使用。
100均のセリアで購入したモノであり、数々のプラモデルの下地を作り上げてきた歴戦の筆。
キューティクルの失われた毛から、風格を感じるところ。
塗装
いよいよ完成像が見えてくる工程であり楽しくも難しい工程、塗装。
30%の計画性と70%の思いつきで進めて行く。
塗装に使用したモノ
- U-35 各色
- グロスメディウム
グラデーション技法、またの名をグレージング技法とも言う技法にチャレンジ。
なかなかスムーズに階調の変化をつけるには技量やらいろいろ足りなかったですが……
ざっくりとではありますが、色レシピをメモ。
装甲・ブルーグレー
- ニュートラルグレー5 70%
- フタロ ブルー (グリーン シェード) 30%
装甲・ホワイト
- チタニウム ホワイト 100%
装甲・グレー
- ニュートラルグレー5 100%
装甲・オレンジ
- ライト オレンジ 70%
- ピロール オレンジ 30%
フレーム・メタリック
- イリデッセントシルバー 50%
- ジェット ブラック 25%
- ロー アンバー 25%
武器・持ち手
- イエロー オーカー
- バーント シェンナー
ビーム アックス
- イリデッセント パール
- ライト マゼンタ
- キナクリドン マゼンタ
仕上げのあとに改めて塗り直し。
強い発色とイイ感じのグラデーションに仕上がり、ホッコリ。
ウォッシング
より一層の深みを与えるウォッシング。
凹みモールドに暗い色を流し込むスミ入れを兼用することも可能であり、そうしています。
複数色を特に考えずに思いつきのままに使うのがマイブーム。
単調にならずに色彩が豊かに、深い感じになる「気」がする。
ウォッシングに使用したモノ
- エフ水彩 くろ
- エフ水彩 ちゃいろ
- エフ水彩 あか
- エフ水彩 あいいろ
- エフ水彩 ビリジアン
計5色を使用してウォッシング。
使用する絵具はぺんてる株式会社の水彩絵具である「エフ水彩」
乾燥前も乾燥後も水に溶ける水溶性。
その性質もあり、違う色を重ねた直後は境界が目立つものの乾燥したころにはイイ感じのボケ足が生まれている。
仕上げ
塗膜の保護、質感の統一などの効果を求めて仕上げの工程へ。
特にウォッシングに用いたエフ水彩は乾燥しても若干のペタ付きアリ。
仕上げに使用したモノ
- マットバーニッシュ
- グロスバーニッシュ
ターナー色彩株式会社の「U-35」シリーズに含まれる仕上げ材を使用。
乾燥前は水溶性、乾燥後は耐水性へと変化する性質を持つ。
伸びが良く、乾燥前は筆ムラが目立つように見えても乾燥後には緩和される。
ウォッシングに用いたエフ水彩は乾燥後も水溶性。
当然、仕上げの塗装でも溶けますが、要点を抑えれば望む結果が得られる……カモ。
- 往復しない
- 一層目は筆の間隔を空ける
- 筆に汚れがついたらキッチンペーパーなどで拭き取る
スプレー系と比べると難易度が高いが、捉えようによっては仕上げの工程でボケ味をコントロールできる。
なかなか難しくはあるが、音、臭いが少なく作業性が良い。
時間にとらわれずに進めることが可能であり、お気に入りの仕上げ材。
エアブラシで使うには
マットバーニッシュ、グロスバーニッシュ双方ともに20%までの水で薄めることが可能。
薄めすぎると粘度が低くなり定着しない。
ということが起きるので、使えるかどうかのテストは必要ではあるもののエアブラシでの塗装は可能。
乾燥した場合やハンドピースの掃除にはキッチン用のマジックリンで掃除することができる。
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