ウェザリングと仕上げ塗装を行います!
手を加える工程としては最後の工程。
ウェザリングに含まれるドライブラシとウォッシング。
そして仕上げ塗装を行います!
ドライブラシ
筆に絵具、または塗料などを含ませて、キッチンペーパーなどで「カッスカス」になるまで落とし、調整を行い……
その後、パーツのエッジや角などにはたくように筆を動かします。
すると凸凹の凸。
引っ掛かりのある場所に塗料が残り、エッジの塗料が剥げて「下地の金属が見えている感」の演出。
それが可能な技法のひとつが、ドライブラシです。
ドライブラシで使用した道具
- ぺんてる ネオセーブル 平筆6号
- ターナー アクリルガッシュ シルバー
筆には使い古し、毛先がまとまらなくなったぺんてる株式会社のナイロン毛。
平筆6号サイズを使用します。
金属感を演出する色はシルバーを選択。
ターナー色彩株式会社のアクリルガッシュのシルバーを使います。
U-35 ACRYLICSの「イリデッセント シルバー」との違いは下地が透けるかどうか。
アクリルガッシュはすべての色が不透明であり、マットな質感。
U-35 ACRYLICSと比べると塗膜の強さでは劣りますが、使いやすい絵具です。
ウォッシング
- 汚して
- 洗う
以上の工程を含むウェザリングの技法を、「ウォッシング」と呼びます。
汚してから洗い落とすことによる……
- 使用感の付与
- リアルな汚れの流れた跡
- 「スミイレ」との兼用
などの表現が可能であり、筆者が好んで使用する技法です。
ウォッシングで使用した道具
- ぺんてる ネオセーブル 平筆6号
- ホルベイン 透明水彩 セピア
筆はぺんてる株式会社のナイロン毛の筆を使用。
ドライブラシとは異なり、まだ穂先がまとまる状態の筆を使用します。
色はホルベイン画材株式会社の透明水彩。
そのなかの「セピア」を10倍くらいに水で薄めて使用しています。
汚れが流れて行った跡を表現したいので、気を付けるのは「重力」の方向。
それを意識しつつ、単調にならないように筆を動かしていきます。
仕上げ塗装
ウェザリングの工程が終わったら、いよいよ最後の工程。
仕上げ塗装を行います。
塗膜の保護と作品の保護。
そして作品の見た目が決まる工程です。
仕上げ塗装で使用した道具
- ぺんてる ネオセーブル 平筆6号
- マットバーニッシュ(U-35 ACRYLICS)
- グロスバーニッシュ(U-35 ACRYLICS)
筆はぺんてる株式会社のナイロン毛の筆を使用。
まだまだ塗装にも使える現役の筆です。
仕上げ材はターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSシリーズに含まれるバーニッシュ2種を混ぜて使用。
レギンレイヴの装甲としては、若干のツヤがあったほうが良く感じたので、半ツヤくらいに調整。
塗装を行います。
まとめ
これにて「HG 1/48 レギンレイヴ(ライデン/セオ搭乗機)」の残す工程は「組み立て」のみ。
毎回感じることではございますが、塗装後の組み立ては時間がかかり、また難しいですね。
ちょっとやそっとでは塗膜は剥がれませんが、それでも万全ではなく。
非常に緊張感MAXな感覚を感じます。
それでも組みあがったときの感動、達成感は大きなモノがあり……
非常に楽しいモノですな。
ウェザリングと仕上げ塗装 HG 1/48 レギンレイヴ(ライデン/セオ搭乗機)、はここまで。
ご覧いただきありがとうございます。
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