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HG 1/72 メイレスケンブ斬 筆塗り全塗装で完成

HG 1/72 メイレスケンブ斬 作例

プラバンの貼り付け

チョコチョコ貼り付けます

カットしたプラバンを貼り付けてディテールアップを行います。

プラバンの貼り付けで使用した道具

  • タミヤ プラバン 0.3mm
  • ウェーブ HG ディテールパンチ 台形①
  • タミヤ モデラーズナイフ

ミニ四駆などでおなじみの株式会社タミヤのプラバンを選択。
厚さは0.3mm。
この厚さの選択には後述のディテールパンチが関わります。

プラバンの打ち出しは株式会社ウェーブの「HG ディテールパンチ 台形①」で行います。
打ち出せる厚さは「0.3mmまで」という制限こそありますが、複雑な形状をワンプッシュで打ち出せるスグレモノです。

打ち出したプラバンをさらに細かくしたい……ということで株式会社タミヤの「モデラーズナイフ」で切り出します。
デザインナイフの一種ですが刃幅が広く、「押切り」が出来る幅が広めです。

HG ディテールパンチ 台形①の活用例

  1. HG ディテールパンチ 台形①で打ち出す
  2. 瞬間接着剤でパーツに貼り付ける
  3. ニッパーで余分なところをカットする
  4. ヤスリで整える

「HG 1/72 メイレスケンブ 斬」の足の付け根の赤いパーツに貼り付けています。
ワンポイントで大きな効果が得られ、お気に入りの手法です。

下地塗装

ジェッソ(白)とブラックジェッソ(黒)を混ぜてグレーに調整して塗装。

成型色の隠蔽。絵具・塗料の食いつきを高めるために「下地塗装」を行います。

下地塗装で使用した道具

混色ジェッソ(グレー)100均のドレッシングボトルに詰め替えて使用しています。
  • ジェッソ(U-35 ACRYLICS)
  • ブラックジェッソ(U-35 ACRYLICS)
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆14号
  • ウォーターパレット(ウェットパレット)

ターナー色彩株式会社の水溶性の下地材「ジェッソ」2種類を使います。
アクリル絵具のシリーズ「U-35 ACRYLICS」に含まれる下地材です。
混ぜ合わせグレーに調整したジェッソを塗り、色を統一します。

手前から、平筆14号、平筆6号、丸筆0号

筆はぺんてる株式会社の「ネオセーブル 平筆14号」を選択。
大きめなサイズを活かし、サクサクと進めます。

パレットは「ウォーターパレット(ウェットパレット)」を使用。
100均の道具で製作したモノで、絵具の乾燥を伸ばすことが可能。
長時間の塗装にはなくてはならないものです。(ウォーターパレットの作り方へ)

塗装

サクサクと塗りましょう

色を塗る工程である「塗装」
塗る方法はいろいろありますが、筆で塗っていきましょう。

塗装で使用した道具

  • U-35 ACRYLICS 各色
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆14号
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆6号
  • ぺんてる ネオセーブル 丸筆0号
  • ウォーターパレット(ウェットパレット)

ターナー色彩株式会社のアクリル絵具「U-35 ACRYLICS」を選択。
アクリリックスとも呼ばれる絵具であり、水溶性。
臭いは少なく、若干の絵具っぽい臭いはするものの、シンナー臭はしません。
塗料のシンナー臭が苦手な方に試していただきたい絵具です。

手前から、平筆14号、平筆6号、丸筆0号

筆はぺんてる株式会社のネオセーブルを選択。

まずは平筆14号でザックリと塗装。

その後、平筆6号で詰め……色が薄いところなどを補足します。

最後の部分塗装では、丸筆0号を使います。

パレットは100均の道具を組み合わせて製作した「ウォーターパレット」を使用。
絵具の乾燥時間が伸び、余裕をもって塗装ができます。(ウォーターパレットの作り方へ)

デカールの貼り付け

極薄のデカールを貼り付けることによるディテールアップを行います。

デカールの貼り付けで使用した道具

ハイキューパーツ 1/144 グレー&オレンジ RB02コーションデカール 1枚入
  • ハイキューパーツ 1/144 グレー&オレンジ RB02コーションデカール 1枚入

株式会社ハイキューパーツの水転写式デカールを選択。
色はグレー&オレンジ。

なぜオレンジなのか?

好みだからです。

デカール保護のためのクリア

つや消しの仕上げ材。エアブラシによりますが、水で薄めることでエアブラシ塗装も可能です。

デカールを貼り付けた部分は段差があり、そのままウォッシングを行うと境目がわかりやすく。

あ……ここがデカールの境目か……

見せたくない部分が強調されてしまいます。
デカールを貼り付けた面にマットバーニッシュなどの仕上げ材を塗り、保護しましょう。

ウォッシング

“汚し”後。このあと洗い落とし、調整します。

ウェザリングのひとつ「ウォッシング」

  • 汚して
  • 洗い落とす

以上の工程を行うことで、使用感・新品ではない雰囲気などの演出……
そして凹みモールドに影色を入れる「スミイレ」とも兼用が可能な技法です。

ウォッシングで使用した道具

  • ホルベイン 透明水彩 セピア

ホルベイン画材株式会社の透明水彩から「セピア」を選択。
水彩絵具に分類される絵具です。
乾燥後も水に溶けるのが難点ですが、時間が経っても調整がかのうなのはメリット。
臭いも少ないことから愛用しています。

仕上げの時は”乾燥するまで二度塗り”は厳禁です。
乾燥してから、2層目を塗りましょう。

ドライブラシ

  1. 塗料・絵具を筆につけて
  2. カッスカスになるまで落とし、調整する
  3. パーツの角、エッジなどにはたくように擦りつける

上記の工程で行うウェザリングをドライブラシと呼びます。
引っ掛かりのある部分、角やエッジなどに塗料が乗ることで「線の強調」が可能な技法です。

ドライブラシで使用した道具

ターナー色彩株式会社 アクリルガッシュ シルバー
  • ターナー アクリルガッシュ シルバー

ターナー色彩株式会社のアクリルガッシュから「シルバー」を選択。
金属感があるメタリックの絵具であり、「塗装が剥がれて中の金属面が見える感じ」……などの表現が可能です。

仕上げ塗装

ここを越えたら……待ちましょう

最後の工程です。
厳密には組み立てなどがありますが、仕上げが終わるとホッとしますネ……

塗膜・作品の保護。そして質感の方向性を決める工程です。

仕上げ塗装で使用した道具

つや消しの仕上げ材。エアブラシによりますが、水で薄めることでエアブラシ塗装も可能です。
  • マットバーニッシュ(U-35 ACRYLICS)
  • グロスバーニッシュ(U-35 ACRYLICS)

ターナー色彩株式会社の仕上げ材2種類を選択。
アクリル絵具のシリーズ「U-35 ACRYLICS」に含まれる仕上げ材です。

マットバーニッシュをメインに使い、少量だけグロスバーニッシュを追加。
湿度が高いと白く濁る「白化現象」が困りもの。
グロスバーニッシュを少量加えることで、「白化現象」を回避します。

グロスバーニッシュの比率があがるほど、白化現象は起こりにくくなりますが……
光沢に近づくので量の見極めが重要です。

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ユネプラ

2級・UC級色彩コーディネーターのユネプラです。

主に筆塗りに関する知識や、製作の過程・ツールのレビュー、プラモデルのレビューなどを発信しています。

臭いの少ないツールで製作しているので、配慮が必要な環境で製作している方の参考になれば幸いです。

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