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筆塗り全塗装にて完成 HG 1/72 メイレスジョウガン

作例

合わせ目消し

新しいプラモデルということもあり、そのままでも高い完成度を感じる「HG 1/72 メイレスジョウガン」
とはいえライフルに合わせ目がアリ。
ほんの少しですが、消していきましょう。

合わせ目消しに使用した道具

  • タミヤ瞬間接着剤 (イージーサンディング)
  • 紙ヤスリ(240番くらい)

合わせ目の接着、埋め立てには「イージーサンディング」を使用。
ミニ四駆などでおなじみのタミヤ株式会社の瞬間接着剤です。
硬化後に削ることを想定された瞬間接着剤であり、削りやすく、微調整が行いやすい。
そして手に入りやすいことから、使い続けている瞬間接着剤です。

硬化後の削り込みには紙ヤスリを使用。
粗目の番手である「240番」を使い、ゴリゴリとスピーディーに進めます。

下地塗装

塗装の下準備として行う下地塗装。
必須な工程ではございませんが、以下の場合はやっておいた方が無難。

  • 成型色を隠蔽いんぺいしたい場合
  • 絵具・塗料の定着を高めたい場合
  • 下地色の色味などによって、発色をコントロールしたい場合

「石橋を叩いて渡りましょう」的な安心感があります。

下地塗装に使用した道具

  • ジェッソ(U-35 ACRYLICS)
  • ブラックジェッソ(U-35 ACRYLICS)
  • U-35 ACRYLICS 各色
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆14号

下地材はターナー色彩株式会社のアクリル絵具のシリーズ「U-35 ACRYLICS」に含まれるジェッソ2種を使用。
水で希釈が可能な水溶性のジェッソであり、臭いは少なめ。
梅雨時の換気が難しい環境でも作業がしやすいところがグッドポイントです。

「HG 1/72 メイレスジョウガン」の下地色として使用するのは3色。

  • グリーン系→ゴールはネイビー
  • オレンジ系→ゴールはイエロー
  • ダークシルバー→ゴールもそのまま(部分塗装で情報量アップは行います)

ゴールがネイビーならばブルー系の下地色でいいのではないか。
そう思うと思いますが、まぁ私もそう思いますが。

奥底にグリーンを感じつつ、ネイビー

そういう表現をしてみたいなと思い、少しずらした下地色にしています。

筆はぺんてる株式会社のナイロン毛の筆。
ネオセーブル 平筆 14号を使用します。
大きめの筆ですが、下地塗装のような工程には向いている筆です。

塗装

完成に大きく近づく工程である塗装。
筆にて塗り進める「筆塗り」にて進めて行きます。

塗装に使用した道具

  • U-35 ACRYLICS 各色
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆14号
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆6号
  • ぺんてる ネオセーブル 丸筆0号

ターナー色彩株式会社のアクリル絵具の「U-35 ACRYLICS」を使用。
別名「アクリリックス」とも呼ばれる水溶性の絵具です。
伸びの良さ、耐候性の強さなどアピールポイントの多い絵具であり、臭いも少ない。
梅雨時の換気が難しい時でも使いやすく、使い続けている絵具です。

発売日は2020年12月15日。
なんやかんやで発売から一年が経過したことに、時の流れの速さを感じるところ。

筆はぺんてる株式会社のナイロン毛の筆を使用。
大きな面積には平筆14号。
小さな面積、境界付近などには平筆6号。
ほんのちょびっとの部分塗装には丸筆0号を使用しています。

ドライブラシ

筆に塗料をつけて、カッスカスになるまでキッチンペーパーで拭き取り調整。
その後、はたくように動かすことによって「塗装が剥がれて金属面が見える感じ」
……などの表現が可能なドライブラシを行います。

ドライブラシに使用した道具

  • ターナー アクリルガッシュ シルバー
  • 使い古しの筆

絵具はターナー色彩株式会社アクリルガッシュ。
「シルバー」を使用します。

アクリルガッシュは全色不透明であり、マットな質感。
塗膜の強さは「U-35 ACRYLICS」には及ばないものの、使いやすい絵具です。

筆は毛先がまとまらなくなり、塗装には適さなくなった筆を使用。
ボサボサ感が独特な風合いをもたらす……かもしれません。

ウォッシング

汚し、洗い落とす。
以上の工程を行うことによる自然な汚れ具合。
新品ではなく、時が経ったような表現が可能な技法がウォッシング。

凹みモールドに影色を入れて、ディティールの強調を行う「スミイレ」との兼用も可能な技法です。

ウォッシングに使用した道具

  • ホルベイン 透明水彩 セピア
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆14号

水彩絵具のなかでも透明水彩に分類される絵具を使用します。
メーカーはホルベイン画材株式会社。
色は暗めの茶色系の色である「セピア」を使用します。

ウォッシングに使用する時は水で薄めて使用。
濃度は溝の幅などで変わりますが、5~10倍ほどに薄めます。

筆は塗装にも使うぺんてる株式会社のナイロン毛の筆。
ネオセーブル 平筆14号を使い、ザックザックとスピーディーに進めます。

仕上げ塗装

塗膜の保護、作品の保護などを目的とした仕上げ塗装を行います。

仕上げ塗装に使用した道具

  • マットバーニッシュ(U-35 ACRYLICS)
  • グロスバーニッシュ(U-35 ACRYLICS)
  • ぺんてる ネオセーブル 平筆14号

ターナー色彩株式会社U-35 ACRYLICSに含まれる仕上げ材2種類を混ぜて使用。
マットバーニッシュをベースとして、ほんの少しのグロスバーニッシュを混ぜます。
見た目としてはほぼつや消しであり、あまり変わりません。

大きな理由としては湿度。
仕上げ塗装を行った日は雨。
冬であり湿度は低めですが、それでも雨であり不安材料はあります。

白化現象はマットであるほど起こりやすく、グロスであるほど起こりにくい。
なので、ほんの少しのグロスバーニッシュを混ぜ合わせて仕上げ塗装。
無事に白化現象は起こらず、フィニッシュとなりました。

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ユネプラ

2級・UC級色彩コーディネーターのユネプラです。

主に筆塗りに関する知識や、製作の過程・ツールのレビュー、プラモデルのレビューなどを発信しています。

臭いの少ないツールで製作しているので、配慮が必要な環境で製作している方の参考になれば幸いです。

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