塗装を終えて、クリアー・ウォッシング・ドライブラシ・トップコートを行いました!
それでは振り返っていきましょう……!
機動戦士ガンダム 水星の魔女のガンプラ「HG 1/144 ディランザ(グエル専用機)」。
特に問題もなくスムーズに塗装を終えて……。
以上の4つの工程が終わりました!それでは振り返っていきましょう。
- レビュー | 内容物・色分け・合わせ目 | HG 1/144 ディランザ(グエル専用機)
- 合わせ目消し | HG 1/144 ディランザ(グエル専用機)
- 下地塗装 | ジェッソ+絵具で色付き下地塗装! | HG 1/144 ディランザ(グエル専用機)
- 塗装 | アクリル絵具をエアブラシ塗装! | HG 1/144 ディランザ(グエル専用機)
- 部分塗装 | U-35 ACRYLICSを筆塗り塗装! | HG 1/144 ディランザ(グエル専用機)
- 仕上げ | ウォッシング・ドライブラシ・トップコート! | HG 1/144 ディランザ(グエル専用機)
- 完成 | 全塗装でカラーチェンジ! | HG 1/144 ディランザ(グエル専用機)
クリアー
透明な塗装をおこない、塗膜の保護を行います。基本的には"トップコート"と同じですが、最終工程ではございません。
ウェザリングを食いつかせたい場合はつや消し(マット)な仕上げ材。スミ入れのみに留めたい場合は光沢(グロス)。
ウォッシング
ウェザリングに含まれる技法に「ウォッシング」があります。
ウォッシングは"washing(洗浄)"という意味で、模型などでも「一度汚してから・洗う」工程をワンセットとした技法です。
使用感の演出。完成してから時が経ったような演出とともに……
- 凹みモールドに影色を入れる「スミイレ」
- 色の統一感を演出する「フィルタリング」
……などを兼ねることも可能な技法です。
使用した道具
- ターナー色彩 U-35 ACRYLICS ロー アンバー
- ターナー色彩 U-35 ACRYLICS アンブリーチド チタニウム
- 水
- 使い古しの筆
まずはターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSの「ロー アンバー」を全体的にウォッシングします。暗めの茶色であり、全体のフィルタリング。そしてスミ入れも兼用します。
続いて使うのは「アンブリーチド チタニウム」。茶色を感じる白であり、60%程度を意識していウォッシング。関節などの暗めの部分では「ロー アンバー」が目立ちにくいので、気持ち多めにウォッシングします。
ターナー色彩 U-35 ACRYLICS ロー アンバー
ターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSに含まれる絵具。
24色セットに含まれているほか、単体で入手が可能な色です。(2022年10月時点)。
色は暗めの茶色。
透明性は不透明(Opaque)。隠ぺい力が高めであり、下地の影響を受けにくい色です。
光沢度は半ツヤ(Satin)。
会員登録が必要ではございますが、「U-35 Community」では開発者ならではの解説が投稿されています。ぜひご覧ください(U-35 Communityへ)
ターナー色彩 U-35 ACRYLICS アンブリーチド チタニウム
ターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSに含まれる絵具。24色セットに含まれているほか、単体で入手が可能な色です。(2022年10月時点)。
色は茶色が混ざったホワイト。
透明性は不透明(Opaque)。隠ぺい力が高めであり、下地の影響を受けにくい色です。
光沢度はツヤ消し(Matte)。
会員登録が必要ではございますが、「U-35 Community」では開発者ならではの解説が投稿されています。ぜひご覧ください(U-35 Communityへ)
ドライブラシ
ドライブラシは筆につけた塗料をティッシュなどでしっかり拭き取り、乾かしてから(ドライにして)からキットにこすりつけるようにして塗る技法です。
使う色によって得られる効果は変わりますが、シルバーを使った場合は「塗装が剥がれた感じ」の表現が可能です。
使用した道具
- ターナー色彩 U-35 ACRYLICS イリデッセント シルバー
- 使い古しの筆
- ティッシュ
ターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSから「イリデッセント シルバー」でドライブラシを行います。塗装が剥がれて中の金属が見える感じを……目指します。
ターナー色彩 U-35 ACRYLICS イリデッセント シルバー
ターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSに含まれる絵具。セットには含まれておらず、単色での購入が必要な色(2022年10月時点)。
透明性は透明(Transparent)。下地の影響を受けやすい色です。
光沢度は-。メタリックであることから例外になっています。
ワンポイントの輝きに。そしてドライブラシに重宝している色です。
アイアンブラッドコーティング「風」として製作した「HG 1/144 ガンダムバルバトスルプス」では全体的に使用。ひとつの参考にドウゾ。(別記事へ)
トップコート
塗膜の保護。そして作品の保護のためにクリアー(透明な仕上げ材)を塗装します。この時に選択する質感によって……
使用した道具
- ターナー色彩 U-35 ACRYLICS マットバーニッシュ
- ターナー色彩 U-35 ACRYLICS グロスバーニッシュ
- ターナー色彩 U-35 ACRYLICS リターダー
- 水
- ホビープラス MAX-03FUGA
- レック 水の【激落ちくん】
塗膜の保護……という面では「クリアー」と同じですが、作品の最終的な質感・見た目を決める工程です。
装甲などの大部分のパーツにはターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSから「マット バーニッシュ」を使います。絵具に比べて粘度は低めですが、もう少し粘度を下げたいので……
“おおよそ”ですが以上の比率で希釈を行い、塗装します。
フレーム・武装などの部分には「グロスバーニッシュ」を塗装。回数を重ねれば強い光沢になりますが、そこまでの主張は求めないので……。1層のみにとどめてサッと塗装するにとどめます。
希釈は「マットバーニッシュ」と同じように行います。
バーニッシュの希釈には水と、「リターダー」を添加します。添加しなくても塗装は可能ですが、5分程度でハンドピース内部で硬化が始まり……詰まります。余裕をもった塗装を求めるならば、「リターダー」の添加をお勧めします。
エアブラシはホビープラスの充電式エアブラシ「MAX-03FUGA」を使います。付属品のみで口径の変更も可能であり、0.5mmに換装しています。細かい塗装は難しくなりますが、広い面積の塗装が行いやすくなります。
ハンドピースの洗浄にはレック株式会社の「水の【激落ちくん】」を使います。アクリル絵具であるU-35 ACRYLICSが硬化した場合でも浮かし、洗うことが可能です。
最後は水でフィニッシュすると、詰まりなどのトラブルが起きにくいです。
ターナー色彩 U-35 ACRYLICS マットバーニッシュ
ターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSシリーズに含まれる仕上げ材。質感はつや消し(Matte)。水で希釈が可能な水溶性であり、乾燥後は耐水性へ変化する性質を持つ。
臭いは少なめ。シンナーなどの溶剤臭はしないので、臭いに敏感な方などにオススメです。
そのままの濃度では難しいものの、バーニッシュに対して20%程度の水で希釈し、エアブラシで塗装することも可能。
ターナー色彩 U-35 ACRYLICS グロスバーニッシュ
ターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSシリーズに含まれる仕上げ材。質感は光沢(Gloss)。水で希釈が可能な水溶性であり、乾燥後は耐水性へ変化する性質を持つ。
臭いは少なめ。シンナーなどの溶剤臭はしないので、臭いに敏感な方などにオススメです。
そのままの濃度では難しいものの、バーニッシュに対して20%程度の水で希釈し、エアブラシで塗装することも可能。
ターナー色彩 U-35 ACRYLICS リターダー
乾燥を遅延させるために、ターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSシリーズの「リターダー」を添加します。そのままだと乾燥が早く、詰まりやすい……場合などにオススメです。
ホビープラス MAX-03FUGA
ホビープラスが販売している2022年モデルの充電式エアブラシ「MAX-03-FUGA-」で塗装を行います。豊富な付属品が魅力的であり、口径の変更が可能なのも魅力のひとつ。
届いた状態では「0.3mm」がセットされていますが、ヘッドとニードルを交換することで「0.5mm」に口径を変えることが可能です。
また、メンテナンス用の道具も付いており、最初のひとつとしてもお勧めです。
レック 水の【激落ちくん】
U-35 ACRYLICSのバーニッシュを使った後のハンドピースの洗浄には「水の【激落ちくん】」をお勧めします。カップ内にワンプッシュ吹き替えて、うがい洗い。その後、水でのうがい洗いを色が出なくなるまで繰り返します。
最後はカップ内に残った水滴をティッシュなどで拭き取ったら仕舞いましょう。
まとめ
これにて組み立てを除く、全工程が終わりました!やーついにここまで来ました。早く組み立てたい……と気が急きますが、ここはグッと我慢。
約24時間ほど置いておいてから、組み立て&撮影会へと参りましょう!
仕上げ | ウォッシング・ドライブラシ・トップコート! | HG 1/144 ディランザ(グエル専用機)は、ここまで。
ご覧いただきありがとうございます!
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