安全基準フラッグのカット
ケガの防止などの観点から、アンテナなどのシャープな部品には安全基準フラッグが設けられています。
HG 1/144 ガンダムアスタロトではアンテナと、サブナックルに安全基準フラッグがあるので、それのカットを行います。
安全基準フラッグのカットに使用したモノ
- ニッパー
- ヤスリ
1mm以下の余裕を持って、安全基準フラッグのカット。
そしてヤスリで整えます。
安全基準フラッグのあった場所のみにヤスリをかけていると、弧を描いてしまいがち。
直線のラインを意識しつつ、ヤスリ掛けを行います。
合わせ目の強調
肩、腕部、ライフルなどに合わせ目があるHG 1/144 ガンダムアスタロト。
デザインナイフによるカンナ掛けによる合わせ目の強調を行います。
合わせ目のデザイン化に使用したモノ
- デザインナイフ
幸いにもHG 1/144 ガンダムアスタロトの合わせ目は少な目であり、短いライン。
肩、腕部、ライフルなどの合わせ目にカンナ掛けを行い、凹みをつくることによる合わせ目の強調。
それを行い、ノータッチではない感を醸し出します。
メラミンスポンジでの研磨
加工を終えたら、水で湿らせたメラミンスポンジでの研磨を行います。
プラスチック表面に微細な傷をつけることによる、絵具・塗料の定着力の向上を狙います。
メラミンスポンジは100均で購入したブロック状にカットしたモノを使用。
メラミンスポンジはポロポロとカスが発生するのが困りもの。
考えなしに作業を進めると机の上がカスだらけになり、掃除がメンドクサイ。
ので、100均で購入したザルの上で研磨を行い、掃除を行いやすくして進めます。
下地塗装
塗料・絵具の定着にはやっておいたほうが良い下地塗装。
特に成型色から大きく色を変えるときにはオススメな工程です。
下地塗装に使用したモノ
- ジェッソ
- ブラックジェッソ
ターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSシリーズのジェッソ2種を混色し、グレーにしたモノを使用。
ジェッソとは支持体であり、下地材。
プラモデルで使用するサーフェイサーと同じような用途で使用が可能な下地材です。
U-35 ACRYLICSシリーズのジェッソは水溶性であり、水に溶ける性質を持ちます。
そして臭いが少なく、梅雨時でも作業が進めやすいところが嬉しいところ。
U-35 ACRYLICSのジェッソの粒子の粗さは600番程度のイメージ。
サラサラとした質感が特徴的です。
塗装
色を塗る工程こと塗装。
最終的なイメージに大きく近づく工程であり、大好きな工程です。
塗装に使用したモノ
- U-35 ACRYLICS 各色
ターナー色彩株式会社のアクリル絵具であるU-35 ACRYLICSを使用して塗装。
別名アクリリックスとも呼ばれる種類の絵具です。
乾燥前は水溶性であり、乾燥後は耐水性へと変化する性質を持つ。
伸びの良さ、発色の良さ、耐光性など良いところはたくさんありますが、そのなかでも……
臭いの少なさが私の心を射止めたU-35 ACRYLICS。
もちろんスペック的な良さもありますが、梅雨時でも、換気が難しい時期でも気にせず塗装ができ、嬉しいところです。
色レシピ
ざっくりとではございますが、色レシピをご紹介。
比率も載せてはおりますが、ざっくりと。
大体な数値ということを念頭に置いてくださいな。
ターコイズ部分
コバルト ブルー (ヒュー) | 40% |
パーマネント グリーン ライト | 30% |
ニュートラル グレー 5 | 30% |
ホワイト部分
チタニウム ホワイト | 70% |
ニュートラル グレー 5 | 30% |
レッド部分
ナフソール レッド ライト | 70% |
ニュートラル グレー 5 | 30% |
パープル部分
ディオキサジン パープル | 70% |
チタニウム ホワイト | 30% |
フレーム部分
イリデッセント シルバー | 50% |
ロー アンバー | 50% |
ドライブラシ
少量の絵具を筆につけ、それをさらにキッチンペーパーなどで拭き取り、ごくごく少量に調整。
その後、対象のエッジをはたくように筆を動かすことによってエッジの擦れ感などを演出するドライブラシ。
HG 1/144 ガンダムアスタロトのフレーム部分にそれを行っていきます。
ドライブラシに使用したモノ
- イリデッセント シルバー (U-35 ACRYLICS)
ターナー色彩株式会社のアクリル絵具、U-35 ACRYLICSのイリデッセントシルバーを使用。
別名アクリリックスとも呼ばれる、主に塗装に使用する絵具です。
ごく少量を化粧筆のスマッジブラシにつけて、キッチンペーパーで拭き取る。
その後、エッジに「ワチョチョチョ」とはたいていく。
イメージとしては毛先ではたくイメージで、ひたすらはたいていきます。
ウォッシング
ウェザリングに分類される技法のウォッシング。
「汚して洗い落とす」ことによる使用感、風合いの付与を行います!
ウォッシングに使用したモノ
- ホルベイン 透明水彩 セピア
透明感のある滲み具合が特徴的であり、色の重なりも演出が可能な透明水彩を使用。
乾燥前も乾燥後も水溶性であり、水に溶ける性質の絵具。
仕上げの工程の難易度は上がりますが、臭いの少なさと、時間を置いても調整が可能でありマイベストフィットです。
仕上げ
作品の保護、そして最終的な質感が決まる仕上げ工程へと入ります!
仕上げに使用したモノ
- マットバーニッシュ
- グロスバーニッシュ
ターナー色彩株式会社のU-35 ACRYLICSシリーズに含まれるバーニッシュを使用。
乾燥前は水溶性の仕上げ材であり、乾燥後は耐水性へと変化する性質をもちます。
基本はマットバーニッシュ。
ツインアイこと目のみ、グロスバーニッシュにて仕上げ、ワンポイントの輝きを狙いマス。
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