「HG 1/144 デミトレーナー」の下地塗装へ。
使用した道具などを紹介いたします。
機動戦士ガンダム 水星の魔女のガンプラ「HG 1/144 デミトレーナー」。絵具や塗料の食いつきを高めるため。そして成型色の隠蔽のために下地塗装を行います。
以上の解説・紹介を行います。
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下地塗装はどのようなときに行う工程か
塗装の準備として行う「下地塗装」
以下の目的がある場合はオススメな工程です。
- 成型色を統一したい
- 絵具・塗料の食いつきを高めたい
しかし、下地塗装の分だけ塗膜は分厚くなります。
必要に応じて「やる・やらない」を選択しましょう。
下地塗装で使用した道具
- ターナー色彩 U-35 ACRYLICS ブラックジェッソ
- ターナー色彩 U-35 ACRYLICS リターダー
- 水
- ホビープラス 充電式エアブラシ「MAX-03FUGA」
ターナー色彩株式会社の下地材を選択。U-35 ACRYLICSに含まれる下地材から、「ブラックジェッソ」を使います。名前の通り“黒い”下地材。隠ぺい力は高く、遮光性も高め。シンナー系の臭いはせず、扱いやすい下地材です。
続いて「乾燥を遅らせる」ために「リターダー」を添加します。U-35 ACRYLICSに含まれるメディウム(添加剤)。絵具に加えると最大6時間まで乾燥が遅延します。エアブラシで塗装する場合などにオススメなメディウム。
水で薄めるだけでもエアブラシで塗装は可能です。しかし、ハンドピース内部で5分ほどで硬化します。それの予防のために、「リターダー」を添加します。
塗装はホビープラスの充電式エアブラシ「MAX-03FUGA」で行います。付属品のみで0.3mmから0.5mmへの換装が可能なこと。ハンドピースの接続は直付けか、ホース接続かの選択式。本体を丸ごと持つ必要がなくなり、作業性がアップしています。
ブラックジェッソは粒子が大き目なので口径を0.5mmに換装して使用しています。
エアブラシ塗装するための希釈割合
ブラックジェッソをそのままの濃度ではエアブラシで塗装できません。おおよそであり、エアブラシの性能・気温・湿度……など様々な要因によって変わりますが……
ブラックジェッソ | 5 |
リターダー | 1 |
水 | 4 |
以上の比率で希釈を行い、塗装しています。
しかし、いくら頑張って希釈をおこなっても固形物が残ることがあります。開封してから時が経つと特に顕著デスネ。そこで、希釈を終えて、カップにそそぐ段階でひと手間をかけます。
詰まる場合の対処法
水での希釈では固まってしまったものを溶かすことはできません。そこでカップにそそぐときに「お茶パック」でろ過します。それにより固形物は取り除かれ、詰まりにくくなります。
ろ過を終えても粘度が高く吹けない場合は、水を数滴いれてうがい。最適な水の量は同じ絵具でも気温・湿度によって変わります。その時に合わせた粘度に微調整しましょう!
塗装後の洗浄
塗装が終わったらハンドピースを洗浄します。ハンドピースのところどころでは硬化が始まっており、水洗いは困難です。そこで使うのはレック株式会社の「水の【激落ちくん】」。
- 吹きかけて
- うがい
以上の工程を「色がでなくなるまで」おこない、最後は水でうがいして、洗浄は終わりです。
まとめ
ブラックジェッソでの下地塗装を終えて、真っ黒に。開封から時が経っていたこともあり、固形物があり詰まり勝ちであったブラックジェッソ。お茶パックでろ過することにより、事なきを得ました。このあとは塗装。真っ黒になりましたが、改めて色を載せていきましょう!
ブラックジェッソで下地塗装 | HG 1/144 デミトレーナーは、ここまで。
ご覧いただきありがとうございます!
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