バットオレンジを試したよ
ターナー色彩株式会社のアクリル絵の具「U-35 ACRYLICS」のバットオレンジ。同シリーズではオレンジの名を冠する色だけでも6種類(2023年8月時点)ありますが、透明性はそれぞれ異なります。
色名 | 透明性 |
---|---|
ライトオレンジ | 不透明 |
カドミウムオレンジ | 不透明 |
バットオレンジ | 半透明 |
ピロールオレンジ | 半透明 |
アゾオレンジ | 半透明 |
トランスペアレント ピロールオレンジ | 透明 |
さて、数あるオレンジのなかでもバットオレンジをハッキリと発色させたいと考え、実践いたしました。他にも方法はあると思いますが、ひとつの参考として見ていただければ幸いです。
下地で発色が変わる
バットオレンジの透明性は「半透明」で、下地の影響を受けやすい色です。
- 明るい(白い)下地だと本来の色が出やすく
- 暗い(黒い)下地だと暗くなりやすい
以上のような感じですね。
ハッキリと、パキっと、力強く発色させたい場合は「明度の高い」下地にするのが一つ目です。
オレンジは暖色系
オレンジは暖色系で温かみを感じる色。先ほどは明暗で説明しましたが、無彩色に拘る必要はありません。不透明で隠ぺい力の高いライトマゼンタで下地を作ってもヨシ。
ということで手持ちの色から、3つ試しました。
下地としてブラックジェッソを塗り、左から
- チタニウムホワイト
- ライトマゼンタ
- イリデッセントゴールド
以上の3色を3回ほど塗り重ねて、そのうえに「バットオレンジ」を塗装。下地が暗いところは発色せず、明るいところは発色。ホワイトとマゼンタを塗った場所も力強く、ゴールドの部分はチョット弱いでしょうか。
というわけで「試した中では」という但し書きにはなりますが、チタニウムホワイトとライトマゼンタを下地として挟むのが良さそうです。
そしてチタニウムホワイトは使う場面が多いですが、ライトマゼンタは眠り勝ち。ということで今回はライトマゼンタを採用といたしました。
まとめ | 発色しない場合は下地を変えると良い
今回はバットオレンジでしたが、発色しない場合は下地を変えると発色が変わる場合があります。試した範囲ではありませんが、ゴールドで隠ぺい力の高い色があれば、それも良いかも。
作例の「HG 1/144 ガンヴォルヴァ」の記事は後日書く予定。記事が出来上がったときには立ち寄っていただければ幸いです(‘ω’)ノ
ライトマゼンタを塗ってからバットオレンジを塗っている動画はコチラ
バットオレンジをハッキリと発色させる方法 | 日記 2023年8月31日は、ここまで。
ご覧いただきありがとうございます!
コメント