加工
ジャガーノート(遠距離砲撃仕様)の遠距離滑空砲に合わせ目。
付属のM101 バーレットのアーム部分に肉抜きの穴アリ。
消して行きましょう!
合わせ目消しに使用したモノ
- タミヤ瞬間接着剤(イージーサンディング)
- 金属ヤスリ
- 紙ヤスリ
イージーサンディングの名の通り、削りやすい瞬間接着剤を合わせ目消しに使用。
モノによっては削るときに固まりではがれてしまうこともあります。
しかしイージーサンディングは絶妙な硬度で削りやすい瞬間接着剤。
などの幅広い用途に使用が可能です。
盛り付けた瞬間接着剤のおおざっぱな整形に金属ヤスリ。
または120番、もしくは240番程度のヤスリでも可。
肉抜きの穴埋めに使用したモノ
- UVレジン
- UV-LEDライト
- ランナーの端材
- 金属ヤスリ
- 紙ヤスリ
UVレジン、UV-LEDライトは100均のセリアで購入したモノを使用。
UVレジンの節約に、ランナーをカットしたモノ……
ランナーの端材を用いておおざっぱな穴埋めを行います。
硬めの素材なので、金属ヤスリを用いてゴリゴリ削り、紙ヤスリで整える。
確認はジェッソ(サーフェイサー)で
透明であったりすることもあり、そのままだと平面になっているのか。
合わせ目が消えているのかが分かりにくいので、グレーに調色したジェッソ。
もしくはサーフェイサーを塗装して面のチェック。
一色に、そして白でも黒でもない中間色に塗装することにより粗が分かりやすく。
と思いつつ、さらなる削り込みを経て……
これくらいかなと感じるところに来たら次へGO。
下地塗装
成型色の隠蔽、そして絵具の食いつきを良くするためには欠かせない工程。
塗らなくてもいいのでは……と思う時期もありましたが、下地はやはり大事。
塗膜の強度もありますが、成型色のリセットなどなど……
手間をかけるだけの意味はあります!
下地塗装に使用したモノ
- ブラックジェッソ(U-35)
- スマッジブラシ
シンプルに製品そのままの色のブラックジェッソを使用。
ターナー色彩株式会社のU-35シリーズに含まれる下地材。
乾燥前は水溶性であり乾燥後は耐水性に変化する性質を持つ。
筆は100均のセリアで購入した化粧筆の一つであるスマッジブラシを使用。
使い始めてから幾分か経ったこともあり歴戦の戦士の風格を感じるスマッジブラシ。
キューティクルはどこへやら
毛質はボサボサになり、硬めになりましたがそれはそれで独特の質感を生み出す。
塗装
ジャガーノート(遠距離砲撃仕様)、付属品のM101 バーレット、クレナ、レーナの計4体の塗装へ。
塗装に使用したモノ
- U-35各色
- グロスメディウム
ターナー色彩株式会社が開発を手掛けたアクリル絵具であるU-35各色を使用。
ジャガーノート(遠距離砲撃仕様)とM101 バーレットはグラデーション塗装を行うので添加材であるグロスメディウムを使用。
絵具の透明度を上げ、濃淡の調節を行いやすくします。
ジャガーノート(遠距離砲撃仕様)の色レシピ
オリジナルとは異なるカラーに変更して塗装!
本体等・レッド部
ジャガーノート(遠距離砲撃仕様)で一番、時間をかけたところ。
筆でどうにかグラデーション塗装するにはどんな筆運び。
力加減、絵具の透明度うんぬんかんぬん。
まぁ、いろいろ考えておりましたが一定の答えが見えた感。
深みのあるレッドに仕上がりました!
- ナフソール レッド ライト 50%
- ライト マゼンタ 30%
- ロー アンバー 20%
上記の3色を混色した色で面の中心を明るく塗装。
目標の色よりも明るく、白めに調色したモノを塗装。
大まかな明度の方向づけを行います。
- ナフソール レッド ライト 70%
- ロー アンバー 30%
- グロスメディウム(塗膜を重ねるごとに追加。透明度を上げていく)
ロー アンバーを追加することで茶色に寄った赤を調色。
渋みを感じる色へ。
徐々に、徐々に重ねて行き面の中心を濃く。
外側が薄くなるようにグラデーションを意識しつつ塗装。
センサ等・レッド部
- ライト マゼンタ
- ナフソール レッド ライト
ライト マゼンタを下地として塗装し、ナフソール レッド ライトを塗装。
ビビッドに力強いレッドへ。
フレーム等・ブラック部
- イリデッセント シルバー 50%
- ジェット ブラック 50%
フレーム等・ダークブルー部
- イリデッセント シルバー 50%
- ジェット ブラック 30%
- フタロ ブルー(グリーン シェード) 20%
フレーム等・シルバー部
- イリデッセント シルバー 100%
コクピット・シート
- イエロー オーカー 70%
- ロー アンバー 30%
M101 バーレットの色レシピ
ジャガーノートをサポートするメカであり、どことなく愛嬌を感じるM101 バーレット。
今回もちょっと変えつつ塗装していきましょう!
本体等・オレンジ部
- ピロール オレンジ 50%
- イエロー オーカー 30%
- ロー アンバー 20%
本体等・グレー部
- イリデッセント シルバー 50%
- ジェット ブラック 50%
本体等・ライトグレー部
- イリデッセント シルバー 50%
- ニュートラル グレー5 30%
- チタニウム ホワイト 20%
本体等・ブルー部
- イリデッセント シルバー 50%
- フタロ ブルー(グリーン シェード) 50%
センサ等・レッド部
- イリデッセント シルバー 50%
- ナフソール レッド ライト 50%
クレナの色レシピ
射撃手として高い能力を誇り「ガンスリンガー」の異名をもつ少女。
顔等
- チタニウム ホワイト 50%
- ライト オレンジ 50%
髪
- キナクリドン マゼンタ 70%
- バーントシェナー 30%
ブーツ等
- ロー アンバー 100%
パンツ等
- イエロー オーカー 60%
- バーント シェナー 20%
- ニュートラル グレー5 20%
スーツ等
- バーント シェナー 60%
- イエロー オーカー 20%
- ニュートラル グレー5 20%
瞳
- ハンザ イエロー オペーク 70%
- イエロー オーカー 30%
レーナの色レシピ
シン搭乗機、汎用仕様にも付属するスピアヘッド戦隊のハンドラー。
フィギュアライズなレーナを挟んだことにより、知ってしまったディティール。
それを1/48にどう落とし込むのか。
顔等
- チタニウム ホワイト 70%
- ライト オレンジ 30%
髪
- フタロ ブルー(グリーン シェード) 50%
- ディオキサジン パープル 30%
- チタニウム ホワイト 20%
影色として上記の配合で調色。
チタニウム ホワイトを追加して、通常、ハイライトと明度を上げて行った。
服等・ブルー部
- フタロ ブルー(グリーン シェード) 70%
- ディオキサジン パープル 30%
- チタニウム ホワイト ごく少量
服等・ホワイト部
- チタニウム ホワイト 100%
服等・ゴールド部
- イリデッセント ゴールド 100%
服等・ブラウン部
- ロー アンバー 100%
服等・ブラック部
- ジェット ブラック 100%
瞳
- チタニウム ホワイト 50%
- フタロ ブルー(グリーン シェード) 30%
- ディオキサジン パープル 20%
ウォッシング
ウェザリングの技法のひとつであるウォッシングへ。
「汚してから洗い落とす」ことを示す技法であり、スミ入れと兼用することも可能。
ウォッシングに使用したモノ
- エフ水彩 くろ
- エフ水彩 こげちゃ
- エフ水彩 あか
- エフ水彩 あいいろ
- エフ水彩 ビリジアン
- スマッジブラシ
ぺんてる株式会社の水彩絵具から5色を使用。
複数の色を使うことにより幅広い色味を狙うとともに、単調さの回避を狙う。
余分な水彩絵具の洗い落としは100均のセリアで購入したスマッジブラシを使用。
長いストロークで拭き取るのではなく、スタンプのように動かして拭き取る。
自然な感じに仕上がったらグッジョブ。
シール貼り
ウォッシングを終えたらシール貼り。
とは言っても一カ所であり一枚だけ……ですがその一枚が集中力を持っていく……!
シール貼りに使用したモノ
- ピンセット
- 綿棒
シールを指でつまむと油分がつき、接着力が落ち、見た目も悪くなりがちであり狙った場所に貼りにくい。
ので、ピンセットでシールをつまみ、貼り付ける。
貼り付けたら綿棒で一押し。
しっかりと接着するよう、念入りに擦り付ける。
仕上げ
ウォッシングも終わり、シールも貼り終わった。
いよいよ仕上げの段階へ……!
とはいえ梅雨まっさかりであり「つや消し」のみだと白く曇る白化現象が起こりそう。
出来る限りの対策を施し、いざいざ尋常に……!
仕上げに使用したモノ
- マットバーニッシュ
- グロスバーニッシュ
ターナー色彩株式会社のU-35シリーズに含まれる仕上げ材を使用。
マット、グロスの2種類を使用します。
- セミグロス=全体的に
- グロス=センサーなどの一部に
マットバーニッシュとグロスバーニッシュを約50%ずつ混ぜたセミグロスな仕上げ材を全体的に。
センサーなどの一部にグロスバーニッシュをそのまま使います。
溶ける下地の場合の注意点
ウォッシングで用いた水彩絵具は乾燥前も乾燥後も水溶性であり、水に溶ける性質。
乾燥後も水に溶けるため、仕上げの一層目は注意が必要だがコントロールは可能。
- 筆を往復させない
- 乾燥前に重ねない
などの注意をしつつではありますが、仕上げ塗装は可能。
筆で塗装している、ということもありウォッシング後よりも少しだけクリーンな状態に。
スプレーなどだと吹き付けるだけであり、質感が変わる程度ですが……
筆の場合は仕上げを行いつつ、汚れ具合をコントロールする。
という感覚がありますな。
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